万有愛護とは
2016-06-15
「すべての存在を、愛し、護る」ことは決して大それたこととは思いません。 古の中国では、「気」がすべての物質を構成する単位と考えられていました。 大海の水を、「気」の海とイメージしてみてください。 それぞれが、掌で海水をすくったものが、「私」であり、「あなた」です。掌の中の水は、少 しずつですが、大海の水と循環しています。掌の囲いを外せば、水はまた海へ戻ります。 自他も、万物も、同じ「気」で出来ているなら、その「気」は絶えず循環し、すべてが繋が っているのだとすれば、万有愛護とは、「私」を十全に愛することと変わりはないと考えま す。
「美しきこの天地の御姿は主の作りし一家なりけり」 主とは、オヌシのことであり、アナタであり、ワタシであると信じます。